なんか、いっつもオンラインなんですよね。
※見る方によっては不快かもしれませんので、ブラウザバック推奨です。
思うこと
入学した瞬間からコロナ禍の4年生大学に通う大学生も、遂に就活です。
インターンの面接で「チームでの経験」を聞かれました。
そりゃもちろんコロナ禍でも頑張ってオンラインで交流してチームでの経験だってしましたよ……
でも、「それ聞くの?」って少しだけ悲しくなっちゃいました。
私自身はコロナ禍大学生なりに頑張りました。
放送部のオンライン大会の運営をしたり
サークルで勉強会を主催したり
サークルの共同代表をやったり
バイトを掛け持ちして成果を残したり
後輩とサークル向け内部システムを作ったり
個人開発で日記のwebアプリを公開して1年以上開発を継続したり
コロナ禍でも活動をやめませんでした。
でも、どれも弱いんですよ。
今思っているのは、政府の要望なんて全部無視して緊急事態宣言中でも遊んだ方が良かったなってことです。
よく就活で
「遊んでいた陽キャのほうが就活うまくいく」
と聞きます。
もちろん、これはコミュニケーションの重要性から来ていると思いますし、陽キャにならなかった自分が悪いって理解できます。
でも、授業のオンライン化や政府からの要望ってまじでどうしようもできなくないですか?自分のせいにすらできないんですよ。
コロナ禍でも活動してるやつはオンラインで活動してるんだよ!
って反論はごもっともですが、オンラインの活動いくら頑張ってもオフラインとの互換性がある訳ではありません……
自分、対面でできない分オンライン頑張ったけど……だめでしたよ……って。(自分の努力不足もありますが)
大学生活
大学1年(2020年)
入学した2020年4月は未曾有のウイルス蔓延の時代でした。
一人暮らしを始める時にトイレットペーパーの品切れを危惧して実家からトイレットペーパーを持っていく時代でした。初の緊急事態宣言で食料品売場以外が閉まっているみたいな感じでした。
そんなときですからもちろん入学式中止、新歓もなし、入学オリエンテーションなどはオンライン。
※オンラインでもオリエンテーションしてくれただけでもありがたいというのは間違いないです。
でも新入生交流会とかってオンラインで初めてあった人と自己紹介して、でその場限りなんですよ。ZOOMのブレイクアウトルームだけの関係です。
私はパソコン好きでプログラミングもやっていたので、情報系のサークルに入って活動できました。オンラインですがね。
4,5月くらいの間、県内に一人も直接会える人が居ない状況でした。めちゃくちゃ辛かったです。
前期の授業は全部オンラインで、試験だけ夏季休暇に延期になりました。
なので夏季休暇中の試験が初めての教室授業?です。
初めての試験前で夏休みでも気が休まりませんでした……
もともとLINEなどで繋がってた同級生と初めて会って
「イメージそのまま……」
とか
「LINEでの文章と会話の話し方ぜんぜん違う……」
など色んな思いのあった時期です。
ネットの友達に会いに来たような、すごい難しい距離感でした。
後期は最初1ヶ月対面期間みたいなのがあり、そこで実験などをまとめてやる形でした。ただ、授業前後での私語は非推奨で、ここでも交流の主軸はオンラインです。本当にオンラインに交流の場はあったのか……?
冬場は感染再流行で再びオンラインに。
もちろんオンラインで同じ学科の人に授業のわからない所を聞いたりってっていうのはありました。
でもその関係、長続きしないんですよね。長くて半期って感じです。
オンラインでの交流が主戦場。でも本当にそれで仲良く慣れた人って一握りにも満たない。
大学1年でオンラインで交流していて、2年経った今も交流あるのは片手にも満たない人数です。
大学2年(2021年)
この年の1年生は入学式あって羨ましいなって思いました。厳密には入学式と最初のオリエンテーションみたいな、同級生同士で交流しやすい対面イベントがあって良いなって形です。
自分たちはそれがオンラインで行われて、オンラインで代替したからいいよね?ってされた感じはあります……
授業はハイブリット型で、オンラインの週、対面の週の交互授業でした。
オンラインもありつつ、ちゃんと大学に定期的に行くのは大学2年前期が初です。
最近同じ学科でよく話す人とはここで交流始まった人が多いかなって印象です。
やっぱり授業同じっていうのは交流のきっかけとしてめちゃくちゃ強いなって思いました。
一方で感染再流行で夏季休暇はずっとまん延防止重点措置か緊急事態宣言のどちらかでした。
夏休みに計画していた旅行は、政府からの自粛要請で中止にしました……(予約までして、あとは行くだけだったのに)
やっとオフライン要素が出てきたけど、やっぱりオンラインが過半数。
成人式は延期になりました。春休みはまん延防止重点措置が発令されていました。
休暇は瀕死でした。
大学3年(2022年)
遂に新歓が対面で行われました。
授業も原則全て対面です。
全部対面授業は入学以来、3年前期が初めてです。
いわゆるコロナ禍前の大学生の感覚を味わいました。
そんなやっと普通の大学生を体感できつつある今、就活が始まります。え?
コロナ禍前に戻ったと思ったら就活開始。
イベントごとに来るオンライン
いつも政府からの要望付きの長期休暇
皮肉なことに長い大学生の夏休みに緊急事態宣言かまん延防止重点措置の期間がぴったり被って、外出自粛がずっと求められていました。
2年(2021)の春休み、3年(2022)の春休み後半とGWは比較的感染者落ち着いていた印象ですが、それ以外はほぼ全滅で、海外に行くのはもってのほか、国内旅行ですらままならない世界でした。
学内どころか、学外での交流すらもオンラインばかり。
オンラインの「22年春インターン」
個人的に気になっていた有名企業のインターンに行きました。
オンラインでやらせていただいただけでもめちゃくちゃありがいたいです。
そしてオンラインでも楽しめるようにノベルティグッズを贈ってもらったり、とっても助かりました。
でも欲を言えば同期の方と対面で交流したり、実際にオフィス見たりしたかったなって思います。
オンラインの「PHPerKaigi 2022」
プログラミング言語のPHPが好きな人が集まるカンファレンスです。
事前にノベルティグッズが送られて、当日はニコ生で登壇を拝見する形でした。
もちろん大満足だったのですが、リアルの方に行くとPHPerどうしの交流や企業ブース、会場の盛り上がりなどなど、何倍にも違いがありそうでした……←隣の芝生は青く見えるだけかも
オンラインのリアルイベント「うい・おん・すてーじ」
話はとんで、22年5月28日。VTuberのしぐれうい先生のリアルイベントがありました。
現地は抽選で外れて行けなくて、オンラインで観ることに。
オンラインも現地も同じお値段なんですよ……
もちろんオンラインならではの良さもあって、より近くで見れるという点です。
私はQuest2というVRゴーグルでこのライブを観ることで本場さながらの気分を味わいました。
※配信は2Dですので、2Dを3D空間に映して家にいない気分を味わう形です。
もちろんライブよかったです。
でも現地参加した方にはライブ中に描いた絵のポストカードが貰えて、マイクを通さないうい先生の生声も聞けて、同じ値段なのに抽選に当たるか当たらないかでこんなに変わっちゃうんだって少しだけ辛くなりました。
しぐれうい先生のイベントは本当に素晴らしかったのですが、だからこそオンラインと現地の差が大きい事実への悲しみをどこにもぶつけられないのが辛いのです。金額が少ないなら自分が悪いってできますが抽選で落ちたという点では誰も恨めないんです……
またもオンライン?「22年夏インターン」
大学3年の夏休みはインターンの主戦場と呼ばれます。24卒にとってはちょうどすぐの22年夏インターンがこれにあたります。
web系企業志望なのもありますが、だいたい夏インターン、オンライン開催です。
皮肉ですよね。毎年夏に縛られていた大学生が、やっと政府からの要望も落ち着いてきて、初めての制限なし夏休みかと思いきや、結局お家でオンラインインターンしてるんですよ。
もちろんオンラインで参加させていただけるのはありがたいというのは言うまでもありません。
でも、政府からの要望が無くなっても、画面と向き合わなきゃいけないのってなにかの罰ゲームですか?
唯一の例外のオンライン「VRChat」
ここまでオンラインは記憶に残らん!交流も続かん!と揶揄してきましたが、唯一の例外がVRChatです。
VRChatはいわゆるVRのSNSで、アバターを身にまとい、ワールドを練り歩きます。
VRゴーグルを掛けて出会った人との交流は結構リアルに近くて、後ろから囁かれたり、目を見て話したり……
なにより例外たらしめているのは、思い出の残り具合です。
場所記憶的なものがすごい残っていて、昔行ったワールドに行くと、あのフレンドさんとここでこんなこと話したなって、ありありと思い出されます。
Twitterであの時あんなことつぶやいたなって、本当に印象的なごく一部を除いて思い出にないですが、VRChatはかなりの割合で思い出に残っています。
もちろん、強烈な思い出はオンラインも対面も残りますが、ここで言いたいのは日常の思い出で記憶に残る割合です。
オンラインはこのVRChatを除けば、極めて印象深いもの以外記憶にほとんど残りません……
コロナ禍で得たもの
オンラインの思い出は記憶に残りにくい
現実世界だとその場の音と匂いと場所と時間が絡まりあって留めてくれる思い出も、オンラインにはありません。
超高度な縛りプレイをしているような感覚です。
これに加えてあの時、誰が答えたなとか。寒かなったなとか。周り笑ってたなとか。そういうのもオンラインでは無いか、あっても少しだけです。
オンラインと対面の授業受けて思ったのですが、対面が圧倒的に記憶に残ります。
オンラインのほうが効率は良いのですがね。
エピソード記憶マジで偉大です。
匂いと空気感がない状態でどう記憶に残すか?
オンライン下で記憶に影響与えれれるのは映像と音声しかありません。
プルースト効果も無事死亡ですよ。
そこで、「音楽」です。
※私は好きなアーティストも居ないですし、音楽理論にも詳しくありません。
でも以前見たアニメのオープニング曲を聞くと、そのアニメを見た当時の記憶が蘇ることに気づきました。
こんなの個人差かもしれないですがね。
そこで、毎月音楽のプレイリストを作って、その月は基本その曲だけ聞くってすることにしました。
2021年5月から毎月やってちょうど1年経つのですが、まるでテーマソングのように効果があります。曲を聞くだけで当時の思いでが蘇るパブロフの犬になりました。
これで少しだけ日々を記憶に残せた気がします。
対面活動はタイミングが命
会食や旅の予定を後回しにすると大体、緊急事態宣言かまん延防止重点措置で消えます。
本当に会いたい人との約束は万難を排して実現したり、多少無理してでもお出かけしたりするようになりました。
※ここでの無理は体調ではなく、物理的距離のことです
政府は失われた青春は補填してくれないのでね……
「機会があれば」が永遠に来ないんですよ。本当に。
「コロナが落ち着いたら行こう」は行かないって意味の日本語です。
20年入学独自の壁
去年や今年の新入生だってコロナ禍の大学生な訳ですが、自分たち20年入学とは違う感じがしてやまないのです。
入学式中止&新歓なし&最初半期分の授業がオンラインは想像以上に交流を阻まれてて、明らかに後輩のほうが大学生っぽい感じがします。
あくまで個人の感想ですが……
自分たち20年入学の同級生は個人行動率高いように感じますし、周りを聞いてもサークルなど入っていない人もかなり居ます。
大学デビューを強制的にハードモードになった世界のおかげで、孤独でも浮かない世代なのかもしれませんが、他の世代と比べると浮いてますし、なにより未だに引きずり続けてます。
オンラインでの活動、かなり頑張りましたよ?
でも就活でそんなにアピールできないんですよ……
去年や今年入ってきた大学生をみて、24卒もこんなものだろうという判断はしないでほしい……
同じコロナ禍大学生でも20年入学24卒は次元違います。
※もちろん他の世代も大変だったことは想像に難くないですが、就活という点で見るとって形です。
あと、未だに同じ学科の人ですら、ほとんどマスクなしの顔知りません。
一緒に食事に行ける仲にならないと相手の顔って見れないんですよ。
ほんの少しでも良いから面接官の皆様に置かれましては、情状酌量の余地をいただけると幸いです。
以上、24卒就活生のたわごとでした。