急須で入れたようななにか

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2020年国立前期大学入試in宇都宮大学

2020年11月1日

8 分くらいで読めます!

懐かしい二次試験を忘れないうちにブログに仕上げました。
当たり前ですがブログを想定して受験をしたわけではないので画像は少なめです。

2020年2月24日(試験前日)

国立前期試験前日。
私は島根県→宇都宮大学なので、前泊が必須でした。
本来なら前前泊すべき距離かもしれないですが…

飛行機で東京まで。夏のオープンキャンパスぶりの一人旅でした。
飛行機運賃は本来だと2万円程度かかるのですが数ヶ月前に予約すると半額になります。
関東地方の大学志望ということは決めていたので、夏頃に実は飛行機のチケット予約してました。

久しぶりの飛行機と綺麗な景色で試験前にとても幸せな気持ちになりました。
機内Wi-Fiにも感動してました笑

羽田空港からは京急空港線と山手線で東京駅まで、そこから新幹線で宇都宮駅まで。

東北新幹線の車内メロディは、いつ聞いても素敵ですね。

宇都宮の都会っぷりに、にやけてしまいました。
駅前の空き地には少々驚きましたが。
一旦ホテルチェックインして大学の下見に向かいます。
ホテルも前期試験の予約殺到を考慮して夏あたりに予約したホテルです。
受験は勉強以外の準備も割と大事な気がします。

会場の下見をしたかったのですが着いたときには既に夕方で、中には入れませんでした…
ですが行きはバスで、帰りは徒歩と2パターンの交通経路を試しました。
最悪を想定して最善を尽くせるようにです。

ここから試験終了後まで写真が一切ないです。なので言葉で。
大学の下見の後、夕食や明日の朝食、昼食を買いにコンビニに寄りました。明日の昼食まで買ったのは当日の混雑で品薄の可能性回避のためです。
その後ホテルに戻りました。
前日ということもあり、めちゃくちゃ緊張してましたが、勉強しながら、やっと一段落着くという喜びも噛みしめていました。

余談なのですが、センター試験を終えて、その自己採点結果や記述模試をもとにバンザイシステム(河合塾)やコンパス(たしかベネッセ駿台)で判定が出るんです。そこで宇都宮大学は前者がB判定,後者がC判定というあまりよろしくない結果でした。
そんなこともあり、そして関東地方の大学ということもあり、先生から宇都宮大学出願は猛反対され、浪人覚悟を条件に渋々出願させてもらえたところです。
でも浪人は絶対にしたくないのが正直な気持ちでした。
先生を見返してやる!とは変ですが、そういった感情も合わさって、気持ちが緩みがちなセンター試験後→前期試験までを死ぬ気で乗り越えてきました。
前期試験前日、実力としてはなんとも言えないところだったのですが、頑張り倒したという後押しで自信はありました。

2020年2月25日(試験当日)

朝起きる。
朝ごはんを食べる。
ここで小さなミスをしました。
ホテルの冷蔵庫の設定を間違えており、入れておいた野菜が完全に凍っていました。さらに、コンビニで箸を貰い忘れてました……
古語で言うと「せんなし」というやつです。あまり気にせず事なきを得ました。

試験会場到着!!

数学、物理、英語の順で受けました。
正直な所、内容は全く思い出せません。
宇都宮大学は第1志望が少ないと大学案内にも出てたので、宇都宮大学に行きたいという気持ちで勝とうと作戦を練っていました。最後の数点は気持ちで変えられるんじゃないかという魂胆です。もちろん勉強もやれるだけのことはやったつもりです。

試験終了!!!!!

終わりました。当日はあっという間でした。
当時の日記を見返したところ全力の99%は出せたということで悔いのない試験になりました。
これで解放というわけではないんですけどね。C判定ということもあって、予断を許さない状況なので、後期の勉強が続きます。
学校の補習もあります。

試験と言っても帰りくらい楽しみたいものです。
ほぼ確実に疲弊しているのですから、せめて移動くらいは快適にしたいものです。
なので帰りは「サンライズ出雲号」に乗ります!!
乗りますといっても、事前にしっかり予約しています。そして豪華に個室です。一番安い個室ですが。

サンライズ出雲とは

東京駅 – 出雲市駅間を、東海道本線・山陽本線・伯備線・山陰本線を経由して運行している寝台特別急行列車である。

Wikipedia

サンライズ出雲号を選んだ真面目な理由として、試験終了後に日帰りできる距離じゃないので、後泊になってしまうんですよね。でもそうすると高校の授業に間に合わない可能性があり、必然的にサンライズ出雲号しか選択肢がなかったというものあります。

さて、サンライズ出雲号の出発駅、東京駅に向かいます。
その前に宇都宮で夜ご飯の餃子をいただきます。

この写真の撮影時刻は17:57。指定席取っていた新幹線は18:36発で割ときわどい時間で、味わう間もなく焦って食べた記憶が残っています。

東京駅到着。

まだCOVID19感染拡大ギリギリ前の時期でした。
逆に言うと地方には全く感染者がいなかったので、自分が1人目になるんじゃないかと不安で、厳重に警戒していました。

夜の東京駅です。綺麗すぎます。大都会にぽっかり空いた皇居までの道筋。
コンクリートジャングルな東京で空が見渡せる貴重な場所でもあります。

本を買いに行きました。東京駅近くの八重洲ブックセンターです。
受験生あるあるなんですけど、無性に本読みたくなりますよね。

後日撮影

試験が終わって、意識が高くなっていたのか、なかなか不思議な選本ですね笑

さて、東京駅に戻って22:00発のサンライズ出雲号を待ちます。
本当は銭湯に行きたかったのですが、社会情勢的に自粛しました。

2020年暫定の一番エモかった瞬間は、サンライズ出雲号を待つ瞬間です。
東京駅9番線のホームで列車を待ちました。
冬独特の寒さと、試験終わった達成感と、東京駅に響き渡るATOS放送や他の番線から聞こえてくる駅メロ、全てが感慨深いものでした。

枚数限定シャワー券を手に入れるために多くの人が並んでいました。
シャワー券は手に入ったのですが、まさかのシャワーからお湯が出ないという不具合に直面して寒さに凍えそうになりましたが、気分はさっぱりです。
個室なので気兼ねなく、くつろげます。
試験終わったら読もうと思っていたとあるマンガをアプリで探した所、連載終了していて悲しい気持ちになりました。
Podcastを聞きながらゆっくりと夜を過ごして寝ました。

富士あたりで日付が変わります。GoogleMapsのタイムラインより

2020年2月26日(試験翌日)

次の日。左側はプライバシー保護のため切っています。
出雲市駅到着後、回想となったサンライズ出雲号です。

乗り換えを得て、地元に戻ってきました。
時刻は昼過ぎだったかと覚えています。

さて、この日の日記を引用します。

(前略)
今、終わった気がしない。勉強しすぎて、まだ慣性力が働いているのかもしれない。
でも明日からまた学校があるし、来週は卒業式で、来週の金曜日には合格発表。
ほんとに短い1週間だけど、人生で一番先で、不安で、しょうがない。
数学は大問一つ落としたけど、ほかは比較的できた。でも、簡単な箇所が多く、易化したかもしれない。それが不安だし。この安全志向の年っていうのも不安。
(後略)

受験生は、できてもできなくても不安という大変な心持ちです。

2020年3月6日(合格発表)

無事合格しました。
現在宇都宮大学1年生です。