NASがほしい。しかし一般向けNASの一番安い機器でもSSDやHDDの無いガワだけで2,3万はする。
ガチのNASじゃなくて、スマホとPCでちょっとファイル共有したり素材おいたりする程度のものがほしい。
Buffaloの一部ルータ(無線LAN)には簡易NAS機能が付いているものがある。RAIDのような豪華なことはできないがUSB経由でストレージを繋いでNASを構築できる。
設定
USBに接続可能な機器はUSBメモリに留まらず、外付けのHDDやSSDもできるのがアツい。
こんな感じで機器と記憶デバイスをUSBでつなぐ形。
機器によって異なるので取説をご参照。
概要としては(デフォルトだと192.168.3.1とかの)無線LAN設定ページで「共有サービス」を有効にする形。

その後は「ディスク管理」の項目で色々設定できる。

事前フォーマットしなくてもルータの設定ページ経由でできる。
(使用可能なフォーマットにも制約があるのでここでやるのがよさそう)
上の画像で言うところの「パーティション1」を押すと下のようなメニューが出てくる)

↑筆者はLinuxでも使いたい都合上、XFSでフォーマットした。
つなぐ
windows11
残念ながら簡易NASはSMB1.0で、これはデフォルトで無効になっており、なんなら脆弱性のある古い規格のものである。
設定方法を備忘録として残しておく。

コントロールパネルを発掘する

カテゴリを大きいアイコンにする

プログラムと機能をクリック

Windowsの機能の有効化または無効化をクリックする

「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」にチェックを付けて「OK」

再起動。

再起動後はエクスプローラーにルータのアドレスを入れるとつながる。
Linux(Arch Linux)
私はi3wmでthunarを使っている。Linux向けも参考程度に残しておく。
sudo pacman -S samba gvfs gvfs-smb sshfs samba
を追加でインストールした上で、Windows同様古い形式のsmbはデフォルトで無効されてるのでお好きなエディタで/etc/samba/smb.confに対して
[global]
workgroup = WORKGROUP
client min protocol = NT1
を記載して保存。
これをした上で
sudo systemctl enable smb.service
サービスを起動。

接続できた。
Android
Androidは標準アプリやGoogle公式のFilesアプリを使ってもリモートフォルダにアクセスできない。
私はファイルマネージャーというアプリで接続した。

(この簡易NASに外部に公開機能はないが、実は筆者の環境ではTailscaleでVPN網を構築してるので外からもアクセスできたりして嬉しい)
おわり
複数端末持ってるとNASあるとき地味に便利です。
あくまで簡易NASなので大切なデータはバックアップを……