75年ぶりの新規開業路面電車、芳賀・宇都宮LRTが近所にできた。
前回の路面電車開業は1948年とのことなので、本当に久しぶりの新しい路面電車。
折角なので終点まで乗ってお昼を食べて帰ろうと思い立った。
行く
近くはないけど駐輪場がある峰電停。
一度宇都宮駅まで乗ってtotoraを買って、芳賀・高根沢工業団地行きに乗った。
実際モバイルSuicaでも十分なのだが、totoraだと乗り継ぎ割引や独自ポイント制度があってかなりお得。なにより見た目が良い。
近所に近代的な乗り物ができて不思議な気持ち。
すでに開業1週間ちょっと経ったせいか、新車の匂いが強いわけではない。でもこころばかり新しい自動車のような香りがする。
車内広告に出てくるベルさくらの湯とか、めちゃくちゃ馴染み深い。22時からの会員料金が安くて快適な温泉。
最初は住宅街の道路を併走する。
専用軌道に入ると、一気にローカル線みたいな景色になる。
広告もローカルで良い……そんでもって動画広告なのが新鮮。
自動放送での音声広告もあって、それはそれで路面電車感があって良い。長崎とかを思い出す。
鬼怒川を渡る。見えている橋は土木学会推奨土木遺産の「鬼怒橋」。
1931年竣工の古い橋なのに、15連曲弦トラスで美しい。
碓氷峠超えの勾配を誇る区間もある。
芳賀・宇都宮LRTは車内メロディもとてもよい。
特に始発と終点のメロディは芸備線の接近メロディと東海道新幹線の歴代チャイムを鍋に入れてじっくり煮込んだようなメロディ。
(界隈では福嶋尚哉さん作曲説がささやかれているらしくて、もしそうならJR宇都宮駅と東武宇都宮駅で流れてるカリフォルニア・シャワー verBも福嶋尚哉さん編曲なので、宇都宮はほぼこの方に支配されてる。)
食べる
終点の芳賀・高根沢工業団地電停を降りてそのまま進行方向に進む。
付近は自動車メーカーの施設が多くて面白い。
交差点を右折してぶどう園の並びを歩いていくと、目的のお店が見えてくる。
「高根沢漁港大介丸」さん。
定食メニューが豊富なお店。
色々ある。
日替わり定食を頼んだ!
豪華……そしてめちゃくちゃ美味い。
帰る
全区間乗り通しても片道400円。
観光目的の路線ではないし、そもそも弊学(宇都宮大学)生の生活圏とは少しずれるので、個人的に何か生活が変わるわけではないけど、開業はとても嬉しい。
しかし……車両前面の見た目、スズメバチすぎない……??