急須で入れたようななにか

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大人は全員「語りたい」病に罹っている

2025年8月14日

2 分くらいで読めます!

自戒も込めて。

語りたい病

1年の潜伏期間を経て「語りたい」病に発症した。

社会人2年目になって新卒と話すことも増えた。
大学時代の後輩から就活相談だったりもよくある。

社会人1年目の頃は無かったが、2年目になってから湧き出てくるものがある。

「いや正直、~~~」

「俺が思うに、~~~~」

なぜ語りたいのか

語りたくて語ってる自覚、実はない。
これがこの病の最も危険な所以かもしれない。

なぜ語ってしまうのか。おぼろげながら浮かんできたのは「語らないと、この場にいる価値がないんじゃないか」というアイデンティティ的な恐怖。

1年という時間を貢いだ結果、「何か言える立場だよね?」という圧力を自分が自分に掛けている気がする。

人間は喋りたいという気持ちを内在的に抱えている。
特にアルコールが入ったとき、「喋りたい気持ち」にブーストされて、より語りたくなってしまうのではないだろうか。

お薬

コーチングという特効薬

世の中にはコーチングなるものがある。正直詳しいことは分からないけど……

コーチングの本を試しに1冊読んでみたところ、コーチングは「相手と対等に振る舞って相手を信じる。そして自分から言わずに頑張って相手から引き出す」技術らしい。(だいぶ超訳だけど)

メンターはメンティーに対して、指示を出したり直接教えるのではなく対話によってすべてを解決するアプローチ。

コーチングで大事なのは、「相手が答えを持ってると信じて、質問を深掘っていくこと」。
新卒のメンターみたいなものをしていて思ったのは、実はメンティーは答えを(本人が自覚しているかは別として)持っているケースが多い。

もし誰かにアドバイスしたくなったとき、まず語る前に相手を深ぼるだけ深ぼってみてほしい。
意外と答えが出てきたりする。
なにより深掘ってからのほうが角度高くアドバイスもしやすい。
(ただし過度になぜなぜ分析をしてはいけない)

ブログという漢方薬

「語りたい」は誰かの時間を奪わない場所で語って発散してしまえば良いかもしれない。
この記事みたいに。

とはいえど

深い経験や異なる背景を持つ人の話を聞いたとき、めちゃくちゃ刺激を受けるケースもある。
「語りたい」病は用法用量を守ると社会善になるかもしれない。