はじめに
今回私ははじめてPHPerKaigiの当日スタッフを担当させていただきました!
去年は参加者だったこともあり、また当日スタッフであるため、スタッフ視点というより一般参加者視点でPHPerKaigiすごいよって話をします!
PHPerKaigiは洗練されている
みなさんVTuberって好きですか?
私は生粋のVTuberファンなのですが、配信でのぬくもりのある展開とか、視聴者が予想打にしないサプライズとか、視聴者と一緒にコンテンツを作っていく感じとか、そういう部分が好きです。
そして、PHPerKaigiもこれに近いものを感じることができました。
例えば、これは去年のPHPerKaigi2022のノベルティグッズですが、事前に専用箱にノベルティグッズ詰められて送られてくるだけでもワクワクしますし、他ではなかなか見れない光景です。
配信の間に入る演出や小桜エツコさんによる登壇タイトル読み上げ、エンディングムービーなどなど細部に至るまでレベルが高いんです。
去年PHPerKaigiに視聴者として参加したときは、なんて洗練されたカンファレンスなんだ!?と感動しました。
6年目にしても改善が続けられる
去年の現状維持でも十分レベル高いと思っていたのですが、今年も改善が続けられています。
ポスターセッションなど大規模なものからLT会でのペンライト振りといった小規模だけど体験が大きく変わる改善など、新しい取り組みが多数実施されていました。
PHPもPHPerKaigiも色褪せの兆しが全く感じられません!!(謎の上から目線)
自動化
配信に表示されるやforteeでの確認など、様々なことが自動化ないし半自動化されています。スタッフ視点からも一般参加視点からも感じられます。
入場時はサイトからQRコードをかざして照合でき、各トラックでも配布された名札をかざすことで入退場管理できるなど様々なことがプログラミングで解決されています。
他にも
- 登壇のプロポーザル提案
- 当日のスケジュール確認
- 当日のPHPerチャンレジの入力
- 参加者・登壇者のプロフィール情報
- 各種情報の提供
- スタッフ側の各種操作
- 登壇のフィードバック
までもが1つのサービスで完結しているのも他には見られない仕組みです。
あたたかみのある手作業
手作業と自動化は反対ではありません。
PHPerKaigiでは自動化と同時に、あたたかみのある手作業でも溢れかえっていました。
スタッフや登壇者、参加者の臨機応変な対応、会場の雰囲気に合わせた調整などなど……
他にも……
- 参加者もスポンサーも得するPHPerチャレンジ
- アンカンファレンス
- その日の終わりにToday's update
- PHPer大喜利
- 会場内での飲み物・お菓子の提供
- 大量のノベルティグッズ
- 各種賞とプレゼント
- 行動規範の文言のこだわり
- 傘置きにマスキングテープとマジックペンが置かれてて名前を書ける
- アイコンと名前とNFCとQRコードとネックストラップ付きの名札
- 配信画面や各種デザインの統一感と整い
- LTでペンライトを配ることで楽しく時間切れを伝える仕組み
- 当日タイムテーブルの小冊子の配布
- 朝食的なサービス
ちょっといいホテルですかこれ??
文明が滅んだときにWebエンジニアができること
(1話で明かされるレベルの内容なのでネタバレ判定外としています)
Dr.STONEを見ていて、文明が滅んだとき自分は何ができるのだろうかと考えていました。
現代文明が滅んで数千年後に復活できたと仮定します。
- 力があれば獲物を狩ったりできます。
- 芸ができれば人を楽しませることができます。
- プログラミングができたら……?
そもそも電気を安定して供給できるようになるまでには一体どれ程の年月が必要でしょうか。nm単位のプロセッサを加工できるようになるまでには?インターネットを張り巡らせるまでには?……一体どれ程の年月が必要でしょうか。
北極圏までGitHubのアーカイブを掘り返しに行っても実機が普及しないと意味がないですし……
電子機器とインターネットの普及を前提としたWebエンジニア、何も活躍できないのではという不安がよぎりました。
ですがPHPerKaigiで実感したのは、文明滅んでもWebエンジニア生きていける!!です。
今回のPHPerKaigiではWebエンジニアは変化できる速度が尋常じゃないと感じました。
ダーウィンは実は言っていないのに引用されることで有名な「変化するものが生き残る」という言葉的なあれです。
PHPerKaigiではday0で問題となったフリーWi-Fiをday1の昼には新機材を投入して修正するなど、1日単位で改善が施されていました。
スタッフ向けのSlackでも即時KPTが挙げられるなど、爆速すぎる改善速度に感動しました。
普段PHPStanとPHPUnitのエラーと戦うことで培われたであろう素早い改善のサイクルが生きているような気がします。
プログラミングでのデプロイの早さやバグ解決の工程ってビットを動かすだけじゃなくて、人間を動かすことにも応用できるのだと感動しました。
だから文明が滅んでも活躍できるような気がします。
めでたしめでたし。
おわり
めちゃくちゃ疲れましたが、3日間でとても良い経験をさせていただきました!!