与論島で​スキューバダイビング資格を​ゲットする

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離島なんて遠くて高くて船酔いきついのに、なぜか行きたがる人がいるらしい。
ここに。

水曜

18時に仕事を早退。

夜ご飯

そのまま羽田空港に。

なうぼ

この写真をツイートして「なうぼ」って投稿するオタク文化はかなり好み。
なうぼはnow boardingでなうぼ。

今回持っていくレンズはNikon NIKKOR-S.C Auto 55mm f/1.2。
上の写真みたいな六角形の玉ボケをお届けしていきたい。

今回はANAのセールで取ったので片道1万円で沖縄まで行けてしまう。
前回乗った憎き某LCCと違って揺れないし(フルキャリアなので)飲み物まで飲めて最高だった。

22:45、那覇空港着。

一緒に行ったお友達(掲載許可済)。会社の同期3人で行った。

木曜

翌日乗るのは朝7時那覇出港の船。

MARIX LINE 乗り方・楽しみ方 より

1時間前までに受付しないといけない...
つまり6時には港にいないといけない。

私は界隈でも有名なロングスリーパーなので筆舌に尽くし難いしんどさがある。
最近は7時間睡眠ですら寝不足を感じておりミニマム睡眠時間が8時間になってきたが、それでもまだ眠い。

​行き先は与論島。鹿児島県。
船自体は九州の鹿児島県まで行っちゃう。

「那覇港」7:00→マリックスライン クイーンコーラルクロス→11:50「与論港」

中望遠レンズでは映りきらないサイズの船に乗る。
離島航路としては最大規模の船らしい。

一番安い2等船室は雑魚寝部屋。
離島行きの船は大体こんな感じだから慣れたけど、村一番の潔癖症な私にとって寝具が汚いのだけは許せない...控えめにいっても汚かった...

でもロングスリーパーなので眠さに抗えず就寝した。

甲板でくつろぐお友達

眠りから覚めた。

事前調達した昼

沖縄本島と与論島の距離は20km程度だが、那覇から与論島は船で4時間50分掛かる。映画「国宝」を見るよりも長い。

そして下船。

飛行機雲も見える
嬉しそうな顔してる
乗ってた船

港が小さいので船が大きく見えるけど、マッチョの横に立つ痩せた俺みたいな感じ。離島航路最大といえど、船がめちゃくちゃデカい訳じゃない。港が小さい。

与論島

♪ デデッデデ〜デデッデデ〜
♪ デデッデデデデデデ
♪ 離島あるある
♪ 離島あるある言いたい
♪ 離島あるある
♪ 早く言わせて
♪ 言いたい言いたい
♪ 離島あるある早く
♪ 言いたい言わせて
♪ 離島は〜

Can★Doありがち。

与論島にはCan★Doが1店舗しかないが、沖永良部島には2店舗、徳之島には3店舗もある(2026/10時点)。
もちろん奄美群島だけに通じるあるあるじゃなくて、八丈島にも屋久島にもCan★Doがある。
どの島にもセブンイレブンといったメジャーなコンビニは1つもないのにCan★Doだけは何故かある。

Can★Doは離島で天下取る事業戦略なのかもしれない。
そろそろトリスタンダクーニャ店もできるんじゃないか?


レンタカーを借りてゲストハウスへ向かう。

ゲストハウスの猫(野生)がいた。

VRChatterみたいな距離の詰め方をしてくる猫

ゲストハウスの名前はズッ友荘。
(絶対に一人では選ばないネーミングの宿だが、結果的には合宿みたいでおもしろかった)

スキューバダイビング

初日は学科試験。
事前に200ページくらいの冊子が配られて、仕事終わりとかに勉強してた。
テストはそこまで難易度高くないけど、覚えてないと実戦で死ぬ知識なので頭にスラスラ入っていた。常にそうであって欲しい。

実習は明日から。

夕日

水平線に沈む夕日が見れた。

えもいな〜

...?

水平線に沈まず雲に邪魔されて日の入り終了。

星空

夜は星空が見えた。
特にゲストハウス近くは街灯も家もほぼないので相当綺麗。

ISOとシャッタースピードを調整してなんとか撮れた海辺。

雲に隠れつつも...

かなりしっかり見えた。
中望遠レンズでしか撮れてなくて夜空が切り取られているが、裸眼では天の川もしっかり見れた。

海辺にはカニとかもいた。

こちらは天然記念物のオオヤドカリ。無限にいる。
砂浜を超えて陸にもたくさんいる。普通に宿の周りを歩いててびびる。
渋谷でいうところのハトくらいのノリでいる。

東南アジアみたいに、トカゲがたくさん窓に張り付いててかわいい。
光に寄せられた蛾とか食べてたりする。

aikoが南国に生まれたらカブトムシじゃなくてトカゲって名前で曲を出してたんじゃないかな。

金曜

スキューバダイビング

実践初日。
教本には限定水域って書いてあったからプールだと思っていたら、ゴリゴリの海だった。

まず、シリンダー(ボンベ)が激重。
その上でレギュレータやBCD(浮き沈みする設備)、ウェットスーツなど普段と違うものを全身に身につけるのでストレスが掛かる。

さらに波で船が揺れて辛い。


最初の恐怖は船から海に入るエントリー。

背中からバク転のように海に降りる(通称バックロールエントリー)スタイルで本能的にめちゃ怖かった。

海に降りると今度は足が付かない深さ。
足が付かない環境で泳ぐことはなかなか無いからこれも怖い。

海面からシリンダー(ボンベ)経由で空気を吸うのだが、波が来て顔に掛かる時でも空気は吸えてとんでもなく違和感。勝手に脳が呼吸をやめてしまって息苦しい。

その上で波にも流される。

潜るまでの流れ

一応ボートダイビングの仕組み的にロープもあって、波の上流からロープを伝って潜れるので流されすぎるリスクは少ないけど...

そして本題の潜水。
耳抜きしながら、BCDの空気抜いて浮力調整しながら、あと慣れない水中での呼吸もしながら一定ペースで降りていく。
水中は考えることが多過ぎる。
陸って最高すぎないか???

市民プールなんてせいぜい1.5mくらいしか無いから、Z軸方向に移動するというのも未知の世界で怖い。

体感これ

水底まで着くと今度は呼吸が辛い。
水の中で呼吸する感覚が慣れなくて呼吸が浅くなっているっぽい。

深呼吸してるはずなのに満たされなくて、これワンチャン死ぬくね???という恐怖。
ボンベから出てくる空気も冷たくて弱い乾いた空気で、地獄のような体験だった。
死ぬ前ってこんな感じなのかなと思ったりした。

ダイビング中はいきなり上昇すると肺が破裂したり体内窒素が気泡になって死ぬので気軽に水面に戻れない恐怖もある。
(初回の講習は水深6mくらいなので一瞬で上がっても問題ないんだけど…)
常にプチパニックみたいな状態。

水底に降り立って周囲を散策すると、野生のクマノミとかウツボがいて少しだけ感動した。
でもこの命懸けの危険を冒すなら水族館でよくね!?!?!?!?!?と内心キレながら泳いだ。

1日目の講習終了。午前だけで終わった。
(体内窒素的な都合で水中の滞在時間制限もあって丸一日潜ったりはできない)

午後

お昼を食べてから、疲れすぎて(俺だけ)ずっと寝てた。

宿から差し込む光

夕方は買い出しにスーパーに向かった。

南西諸島あるある、Aコープありがち。

Aコープは沖縄・鹿児島の離島界隈で神的存在。
JA系列なのもあってか、かなり小さい離島にもある。
北大東島にすらある。

ゲストハウス

泊まったゲストハウス「ズッ友荘」は2種類のイベントがあった。

1つは与論献奉。

与論島の焼酎「島有泉」を小皿に注いで、一人ずつ自己紹介しながら回し飲みしていくスタイル。
都会で言うところの新宝島のコールに合わせて無限に次の人が飲んでいく飲みゲーと完全に同じ。
つまり飲み界隈は世界中で収斂進化しているらしい。

でも倫理観のある現代ゲストハウスでは無限に飲むわけでなく1人1杯ずつで一周回したら終わり。伝統的な与論島文化ではこれが無限周続くらしい。
飲みサーのノリじゃん...

2つ目は任意のご飯会。
1500円で美味しいご飯が食べられる。飲み物だけ持参スタイル。

与論島で採れた野菜や魚が使われていて、美味しくて最高。
この日は13人でご飯を食べた。大人数ご飯は不思議な体験。

明日でスキューバダイビング講習は終わりだが、今日の講習が辛すぎてワンチャン明日は死にそうで、これが最後のご飯になるのかな...と思いながら食べた。

人生で一番死と向き合った日になった。

土曜

スキューバダイビング

実践2日目。
「今日が人生で最後」という気持ちを、怪しいブラックベンチャー企業の社訓としてではなく、素直で純粋な心で本気で噛み締めながら海に向かった。

1日目に基本的な器具の使い方をトレーニングしたので、2日目は浮力調整とか緊急脱出方法が講習のメインで色々散策できた。

昨日死にかけた呼吸問題はクリアした。
一方この日はトータルの潜水時間が長かった。
そして水中での波酔いが深刻になってくることに、この時の俺はまだ気づいていなかった。

こんな感じで潜っていく。

与論島には海中遺跡(人工)があってそれを見に行ったりした。

この時は慣れてきて余裕の表情だった。

この日3回目のダイビングではウミガメに遭遇できたりしたが、この頃には船酔い + 水中での波酔いで死ぬほど酔っており、生きることに精一杯だった。
船酔いは想定していたが、水中で酔うのは完全想定外で死にかけた。
(一応人間は水中で吐くことができるらしいので、厳密には死なないらしいが...怖くね?????)

1日目には呼吸に殺されて、2日目には船酔い+波酔いに殺された...


仕事では精神的プレッシャーがあっても、呼吸できずに死ぬことはない。
仕事がいかに安全な場所かを思い知らされた。

バンジージャンプした時は飛び降りる瞬間の一瞬だけ怖かったけど、スキューバダイビングはうっすらずっと怖いみたいな感じ。
公道を仮免許もらってすぐに運転してる感覚に近かった。

でもなんとか講習を終え、PADI オープン・ウォーター・ダイバー(通称Cカード認定証)の資格をゲットできた。

後日郵送で送られたカード

これでインストラクターなしでも2人以上なら水深18mまで世界中の海を潜れるらしい。

夕日

明日には島を出るので、最後に夕日を見に行った。

うんちみたいな雲

薄明光線的なやつも見れた。

この日も雲に隠れて、水平線に落ちる太陽は永遠に見れなかった。

ゲストハウス

本日も宿ご飯。

そしてみんなに囲まれる宿の猫。

日曜

与論島最終日。

大金久海岸

大金久海岸はGoogle Mapsで圧倒的異彩を放つ百合ヶ浜に面する海岸。

宿から徒歩1分の場所なのに、連日ダイビングでヘトヘトになりすぎてまともに行ってなかった。

南国という感じがする。

なんかよくわからない花もあった。

写真撮影。

サザンクロスセンター

最後に展望台 兼 資料館に来た。

さっきの百合ヶ浜
縄文時代から人住んでてすごい。

島の歴史を知れておもしろい場所だったのでオススメ。

「与論港」14:10→マリックスライン クイーンコーラルプラス→19:00「那覇港」

昼過ぎには与論島ともお別れ。

窓に迫る帰りの船

あっという間の与論島だった。

物資も船で輸送されてる

出港。
ゲストハウスに泊まっていた人と一緒に帰った。ちょっとエモい。

一方船はまたしても雑魚寝部屋。
謎の酒飲みおじいさん集団に絡まれたりしながら沖縄まで帰った。

沖縄

船が遅れて20時くらいに着いた。
明日から普通に仕事なので、夜ご飯を食べて睡眠。

これはヤギ刺し。

これはグルクン唐揚げ。
ぐるくんって親戚の男の子のあだ名すぎない?

月曜

ANAの始発羽田行きで帰宅。
午後から仕事。

所感

国内離島は国内旅行と海外旅行のハイブリットで良い説を推していきたい。

国内離島は言語は通じるけど文化は違うみたいな感じ。
言語の壁がないおかげで解像度高く違う世界を知れてお得感がある。
(海外より交通費高いがちだが...)

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